お金をかけずに速くなる方法～走行記録作成のすすめ～

サーキットを速く走れるようになりたいんやけど、よーさん練習するにはクルマの消耗品やサーキットの走行費用が掛かって仕方があらへん…。効率よく速くなる方法はないんかな？

練習量はもちろん大事だと思うけど、その練習をより良いものにするのが大事ですね。

私は約10年ほどサーキット走行を趣味にしてきましたが、最強にコスパのいい方法は、ずばり、走行後に自分の走りをじっくり分析することだと思います。

本記事では、その分析に必要な走行記録の作成をおすすめします。
これを作るか作らないかで、練習の価値が何倍も違ってきます。

走行記録とは
走行記録の作成をおすすめする理由
走行記録の作成に便利なアプリ
まとめ

走行記録とは

ラップタイム、気温、路面などのコンディション、マシンセッティングなどを記録したものです。
何をどれだけ細かく記録するかは人それぞれですが、後で見返して、そのときの状況がある程度思い出せる内容であればよいです。

走行記録の作成をおすすめする理由

走行記録の作成をおすすめする理由を3点あげます。

自分の実力を把握できる

改善は、まず現状を把握するところから始まります。

何も記録していないと、そもそも、あのサーキットでの自分のベストラップってどうだっけ？となってしまいます。1つや2つのサーキットしか走らないなら何とか覚えておけるかもしれませんが、そのうち走るサーキットが増えてくると、せいぜい1秒単位のざっくりタイムを記憶しておくので精一杯になってきます。

サーキットのラップタイムは1秒以下の積み重ねで改善していく世界なので、自分の到達点を正確に把握しておくのは大事だと思います。

次の改善の一手を見出せる

例えば、全く同じマシンセッティング、全く同じコンディションでタイムが違うとなれば、原因はドライバー側、ドライビングに問題があるとわかります。
全く同じコンディションというのは厳密にはあり得ないですが、過去、似たような状況のタイムと比較することで、タイム差の主要因が、クルマなのか、ドライバーなのか、ドライバーなのかの傾向は探ることができます。

クルマのセッティングをいろいろ試すにしても、過去、どういうセッティングを試して、それが遅くなったのか、速くなったのかを記録しておかないと、何度も無駄な試行を繰り返すことにもなります。

先人からアドバイスを受けやすくなる

先人からアドバイスをいただくのは、非常に有効な手段です。ですが、「○○サーキットで○秒なんですけど…」だけ言われても、前提となるコンディションやマシンスペック、セッティングが分からないと、良し悪しが判断できないし、非常にアドバイスがしにくいです。せいぜい、一般的なアドバイスしかできないと思います。

走行記録を作成しておけば、いちいち説明するまでもなく、それも見てもらえれば一目瞭然です。

車載動画やGPSロガーのデータを見てもらうにしても、それに加えて走行記録があれば、より細かなアドバイスが受けれると思います。

走行記録の作成に便利なアプリ

どうやって走行記録を作成して残しておくかですが、紙に書いたり、Excelに記入したり、いろいろあると思います。ですが、後で失くしてしまったら意味がないですし、作る作業が面倒なのも問題です。

そこで、できるだけ手間をかけず、現場でサクッと記録できるように、便利なアプリを作りました！

サーキット走行ノート - Google Play のアプリ

サーキット走行のラップタイムやマシンセッティングを手軽に記録

アプリの特徴や使い方を紹介します。

カレンダー形式で走行記録を確認できる

カレンダーから日付を選択すると、その日の走行記録一覧が表示されます。いつ、どれだけ走ったのかがすぐわかります。

記録は入力フォーマットを埋めるだけ

コース名、ラップタイム、タイヤ空気圧など、あらかじめ必要であろう項目が用意されているので、これを埋めていけばよいです。全部埋める必要はないので、各自必要な項目だけ入力していただければよいです。
自由記述欄もあるので、ドライバーのフィーリングや、項目にない内容などを補足記入できます。
また、画像も登録できるので、タイヤ表面の状況などを記録しておくのに便利です。

頻繁に変わらないであろうタイヤ銘柄やアライメントセッティングなどは、一度入力しておけば、次回の走行記録ではその内容を引き継ぐようになっています。変わった項目だけ更新すればOKです。