初めてのサーキット走行～クルマの準備編～

初めてサーキット走行に挑戦しようと思うんやけど、必要な準備って何があるんかな？

まずはクルマの準備ですね。

といっても、そんなに気負わなくても大丈夫ですよ

本記事では、クルマの準備について解説したいと思います。

結論、初めてのサーキット走行であれば、一般公道を走るための整備がちゃんとできてるクルマなら、特別追加で必要なことはないです。

最低限チェックしておきたい項目

クルマやドライバーのレベルに応じて言い出すときりがないのですが、最低限チェックしておきたい項目について解説します。

これから解説する項目は、後々本格的に走るようになってからも、毎回チェックしておきたい項目になります。

いわゆる、油脂類系です。
規定量入っているか確認してください。
不足していると、最悪、エンジンブローや、ブレーキトラブルで事故につながりかねません。

サーキット走行するからといって、毎回新しいの交換する必要はないです。
ただ、あまりにも久しく交換してないのであれば、劣化しすぎて十分な性能が発揮できない恐れがあるので、交換しておいたほうがよいです。

残量確認したときに、オイルフィラーキャップの締め忘れがないか確認してください。蓋が締まってないと、コース上にオイルをまき散らすことになりかねません。

強いて言うと、エンジンオイルはメーカー純正指定品よりも、粘度が高めのものを入れておくほうがよいですが、初めての走行で限界まで攻めるわけではないなら、そこまで気にしなくてもいいと思います。

パッドの残量を確認してください。
（たいていのクルマはホイール外さないとよく見えないかも。）
これもあまりにも残量が少ないと、ブレーキが効かなくなって事故につながります。

強いて言うと、メーカー純正品よりも耐熱温度が高いパッドに交換しておいたほうがいいですが、これも初めての走行であれば、そこまで気にしなくてもいいと思います。もし走行していてブレーキの利きが甘くなってきたと思ったら、それ以上無理せず、ペースを落としてブレーキを冷やしてください。

溝が残っているか（スリップサインが出ていないか）、ひび割れがないか確認してください。

溝はドライコンディションで走るのであれば最悪ツルツルの状態でもなんとかなるのですが、雨が降ってウェットコンディションになったときに溝が少ないと、スリップやスピンの危険性が一気に増します。
溝があまり残っていない場合は、走行当日に雨が降ることも想定して交換しておくことをおすすめします。

ひび割れはバーストの危険があるので、交換しておいたほうがよいです。（これはサーキット走行に限らずですが。）

サーキット走行するからと言って、特に高性能なタイヤに履き替える必要はありません。普段使いのタイヤでも十分走れます。

四輪全てのホイールナットが締まっているか確認してください。
万が一緩んでいて、走行中にホイールが外れるようなことがあると大惨事になります。

できればトルクレンチを使って、適正トルクで締め付けられているか確認するのがベストですが、備え付けの十字レンチで簡単に緩まない程度に締まっていればOKです。（力任せにガチガチにしめると、それはそれでハブボルトに負荷がかかって最悪千切れるので、ほどほどに。）

サーキット走行のときに、クルマの準備として最低限チェックしておきたい項目について解説しました。

意外と大したことはしなくていいと思われたのではないでしょうか？
後々ラップタイムを追及したりするレベルになってくると、いろいろ見直したほうがいいことはあるのですが、初めから気にすると敷居が上がるばかりなので、それはその時からでも遅くないです。まずは気軽に第一歩を踏み出してもらえたらと思います。