【検証】サーキット走行にかかる費用 2023年~2024年編

サーキット走行

サーキット走行って、いろいろお金がかかりそうやけど、一体どのくらいかかるんやろか?

ずばり、私が実際にサーキット走行にかかった費用を公開します!

本記事では、私がとある1年間(2023年5月~2024年4月)のサーキット走行にかかった費用を集計して、実際にどのくらい費用がかかるのかを検証します。

結果としては、サーキットを1枠(30分)走るのに、約¥24,600かかる計算となりました。

費目費用
サーキットライセンス+走行料(22枠)¥199,500
サーキットトライアル参戦(1枠相当)¥24,200
ガソリン¥68,080
タイヤ¥197,000
ブレーキ関係¥39,490
オイル関係¥38,130
合計¥566,400

1枠(30分)当たり:¥566,400 ÷ 23枠 = ¥24,626

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前提

検証にあたり、まずは前提を説明しておきます。

あくまで私のケースです

サーキット走行にかかる費用は、どんなクルマで走るか?クルマにどんなチューニングを施しているか?どのサーキットを走るか?どのくらい攻めて走るのか?ライセンス走行で走るのか走行会に参加するのか?などによって変動するので、一般的にどれだけかかるかというのを算出するのは難しいです。

なので、本記事では、あくまで私の実際のケースについて費用を算出しています。
もう少し具体的に言うと、クルマはインテグラDC5 Type R、期間は2023年5月~2024年4月の1年間の実績に基づき算出しています。

別の年(2018年)では、今回算出した期間の実績とはまた違った結果となっています。
走行回数や、サーキットライセンスの数、履いたタイヤの種類などで差異が出ています。
別のケースとして、こちらの記事も参考にしていただければと思います。

通常の維持費は含めない

サーキット走行しなくてもかかる維持費、例えば、車検や自動車税は今回算出する費用に含めないこととします。

一方、タイヤやブレーキ、オイルなどの消耗品は、厳密にいうとサーキット走行だけでなく通常の一般公道走行でもかかってくる費用ではありますが、私の場合、クルマはレジャー専用で、大部分をサーキット走行で使っているので、サーキット走行で大部分を消耗しているであろう消耗品は、今回算出する費用に含めることにします。

毎年発生しない費用も含めない

毎年は発生しないけど、何年かに一度発生するような費用も、一旦含めないことにします。

具体的には、エンジンやミッション、ダンパーのオーバーホール代や、各種チューニングパーツの費用などですね。

実際に今回集計した期間には、燃料ポンプやインジェクターの交換、オルタネータの故障、マフラーの破損など、様々なトラブルの修理費用がかかりました…。
特に古いクルマに乗っている場合は、こういうトラブルの対処費用も別で想定しておく必要がありますね。

費用の内訳

それでは、具体的にサーキット走行で発生した費用の内訳を計算していきます。

サーキットライセンス、走行料

サーキットのライセンス会員枠を走るために必要な費用です。

私は兵庫県にあるセントラルサーキットと、岡山県にある岡山国際サーキットのライセンス会員なので、これらの年会費がそれぞれ¥30,000と¥30,800かかっています。

セントラルサーキットの会員枠の1枠(30分)の走行料は¥6,000。(2024年現在)
今回の集計期間では11枠走行したので、¥6,000 × 11枠 = ¥66,000かかっています。

岡山国際サーキットの会員枠の1枠(30分)の走行料は¥6600(土日祝日)です。(2024年現在)
今回の集計期間では11枠走行したので、¥6,600 × 11枠 = ¥72,600かかっています。

両サーキットのライセンス年会費と走行料を合計すると、¥199,400となります。

費目料金回数費用
セントラルサーキット ライセンス年会費¥30,0001¥30,000
セントラルサーキット 走行料¥6,00011¥90,000
岡山国際サーキット
ライセンス年会費
¥30,8001¥30,800
岡山国際サーキット
走行料
¥6,60011¥72,600
合計¥199,400

競技エントリー料

©allsports.jp

今回の集計期間では、走行会には全く参加しなかったです。

その代わりというわけではないですが、岡山国際サーキットのサーキットトライアル選手権に参戦しました。
JAF競技ということもあり、走行時間だけを一般的な走行会と比べると、だいぶ割高になりますね。

費目料金回数費用
岡山国際サーキット
サーキットトライアル
¥24,2001¥24,200
合計¥24,200

ガソリン

サーキット走行では、一般公道よりも燃費が悪くなるため、結構ガソリン代もかかります。

ここでは、サーキットまでの移動で一般公道を走った分は含めず、単純にサーキット走行で消費したガソリンを算出しています。

私のインテグラDC5のセントラルサーキットでの燃費がだいたい3.5km/ℓくらいです。
セントラルサーキット(1周2.8km)を、ラップタイム1分30秒で30分間走ったときのガソリン消費量を計算すると、16ℓとなりました。
サーキットによって燃費は違いますし、かならずしも1枠30分間走行し続けているわけではないですが、単純化のため全部にこれを適用します。

今回の集計期間では、サーキット会員枠22枠とサーキットトライアル参加を枠換算すると1枠分になるので、合計23枠走行となります。16ℓ × 23枠 = 368ℓの消費となります。

ガソリンの価格は2024年5月現在のハイオクの全国平均価格¥185/ℓとすると、サーキット走行で消費したガソリン代は¥68,080となりました。

費目価格消費量費用
ガソリン¥185368ℓ¥68,080

タイヤ

サーキット走行で一番お金がかかるといっても過言ではない費目になります。

私のインテグラDC5は駆動方式がFFなので、フロントタイヤが早く無くなります。
ざっくり、フロントタイヤを2回おかわりする間にリアタイヤを1回おかわりといったペースです。

タイヤのサイズですが、フロントは235/40-17インチ、リアは215/45-17インチです。

今回の集計期間では、ブリヂストン RE-71RSの1銘柄のみを使用していました。
性能は申し分ないですが、その分価格は高い部類に入るので、走行費用を押し上げる要因にはなりますね。

価格は名神タイヤさんの2024年7月現在の価格表を基にしています。

タイヤ消費本数は、フロント4本、リア2本。費用は合計で¥197,000となりました。

費目価格本数費用
RE-71RS フロント(235/40-17)¥34,300 4¥137,200
RE-71RS リア(215/45-17)¥29,900 2¥59,800
合計¥197,000

ブレーキ

サーキット走行すると、ブレーキパッドも結構消費します。

今回の集計期間では、走行回数が少なかったのと、ブレーキキャリパーを純正からENDLESSのキャリパーキットに換えた効果か、ブレーキパッドの消耗が少なかったです。また、ブレーキローターの交換も発生しませんでした。

結局、フロントブレーキパッドが1セット、リアブレーキパッドが1セットの交換のみで、費用は合計¥39,490となりました。

費目価格個数費用
ブレーキパッド フロント¥20,2401¥20,240
ブレーキパッド リア¥19,2501¥19,250
合計¥39,490

オイル

エンジンオイルやミッションオイルをどのくらいの頻度で交換するかは、クルマや人それぞれの考え方でまちまちですが、サーキット走行では通常走行に比べてオイルの使用環境も過酷なので、メーカー推奨よりは早めに交換しておいたほうがいいと思います。

私は、エンジンオイルは3,000kmごと、ミッション・デフオイルは6,000kmごとを目安に交換しています。

今回の集計期間では、走行回数が少なかったのもあり、エンジンオイルは2回、ミッションオイルは1回の交換でした。

ブレーキフルードも、車検の時に1回交換したのみです。

費目価格個数費用
エンジンオイル¥14,1902¥28,380
ミッションオイル¥5,9501¥5,950
ブレーキフルード¥3,8001¥3,800
合計¥38,130

サーキット走行にかかった費用

上記の費用を集計すると、2023年5月~2024年4月の1年間でサーキット走行にかかった費用は下記のようになりました。

費目費用
サーキットライセンス+走行料(22枠)¥199,500
サーキットトライアル参戦(1枠相当)¥24,200
ガソリン¥68,080
タイヤ¥197,000
ブレーキ関係¥39,490
オイル関係¥38,130
合計¥566,400

走行枠1枠(30分)当たりの費用を算出すると、¥566,400 ÷ 23枠 = ¥24,626 となります。

サーキットライセンスをセントラルサーキットと岡山国際サーキットの2コース分入会していることにより、費用が上がっています。また、それぞれ走行回数もそれほど多くないので、走行会を走るのとそれほど変わらない費用となっています。

サーキットライセンスを1コースに絞れば、もう少し費用は抑えられますが、ずっと同じコースというのも飽きるので、ここは費用とのトレードになってきますね。

あとは、ガソリンなど消耗品は、地味に昨今の物価高の影響を受けていますね…。

個人的にはもっと回数走りたかったのですが、なんせクルマの方にいろいろガタが来てしまって、修理のために走る機会を失うことが多かったです。
とは言え、月平均2枠は走っているので、十分走ってるやん、と思われる方もいると思いますが(笑)

まとめ

サーキット走行にかかる費用について、私の実績を基に検証してみました。

検証結果

サーキット走行にかかる費用は、1枠(30分)あたり約¥24,600
※インテグラDC5 Type Rの場合

諸々の費用を含めると、サーキット走行には結構お金がかかることがわかります。
だからこそ、1本1本の走行を有意義にしたいものです。
GPSロガーで走行データを取っておけば、走行後もじっくり振り返ることができるので、ぜひ導入しておきたいアイテムです。

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